Event & Newsイベント、ニュース
【集中展示・発表期間】令和7年9月19日から令和7年11月24日まで開催
地域の可能性をひらく参加型アートプロジェクトの祭典
「千葉国際芸術祭2025」は、千葉県の県庁所在地であり、人口98万人を擁する政令指定都市でもある千葉市において、3年に1回開催される「トリエンナーレ方式」の芸術祭として最初の本会期を迎えています。(※2023年から一部プレ会期企画も実施)。
初回となる2025年度は、総合ディレクターに中村政人氏(アーティスト/東京藝術大学教授)を迎え、「ちから、ひらく。」をコンセプトに国内外32組のアーティストによる参加型アートプロジェクトを実施。現在、集中展示・発表期間として、市内各所にて活動の成果を発表しています。
「千葉国際芸術祭2025」で重視しているのは、一時的な観光集客ではなく、千葉市内外に暮らす人々の創造性を刺激し、中長期的に日常を豊かにすること。芸術祭が地域における持続的な文化創造の礎となり、千葉市の「人づくり」「まちづくり」「未来づくり」に寄与することを目指します。
コンセプト:ちから、ひらく。
芸術祭を通じ、千葉の「地」からもの・こと・ひとを拓くこと。多様な「ち」(千葉、地、力、知、宙、超、智…etc.)から創造活動をはじめること。千葉のひとびとの「ちから」が開花すること。コンセプトの「ちから、ひらく。」には、千葉国際芸術祭で実現したい複数の夢を込めました。
総合ディレクターメッセージ
なぜ、人は創造するのか?
人類史においてアートや創造の歴史は、どの地域においても消えることなく連綿と続いています。何故、なくなることなく生まれ継承されてきているのでしょうか?何故、人は表現し、生きる事とつくる事が一体化するようなアーティストが世界中に存在するのでしょうか?そもそも、何故、想像し創造する事を我々人類はおこなうのでしょうか?私は、この大きな命題を前提に今まで多くのアートプロジェクトを設計し実践し様々な立場、状況においての「創造のプロセス」を解明したいと活動してきました。多様なアート表現の中でも、特に文化的処方としてのアートプロジェクトを地域社会で実践し続ける事で、これまで明確に解明されてこなかったアートの社会的効能が切り開かれていくと考えています。
「ちから、ひらく」をテーマに開催する千葉国際芸術祭2025は、まさしくこの市民の創造力を開花するための創造のスイッチを千葉市内に多くつくり出します。それは、いかにアートプロジェクトへの参加が市民の意識変容・行動変容を促し新たな社会変容を描きだすのか?新たな文化政策のチャレンジとも言えます。市民の価値観の変容がいかなる創造的な活動によって起こるのか?そして創造の連鎖がいかに持続していくのか?どんな世代、立場の人たちも身近な場所で心をひらき、市民全員がアーティストとして参加できる芸術祭をめざしていきます。
詳しくはこちら
